福島県伊達市は、住民が健康で元気に幸せに暮らせる新しい都市モデル「Smart Wellness City(SWC)」構想に参加し、2014年12月に6市で始まった「健幸ポイント」の実証実験も進めている(写真は2015年9月に本誌が撮影)
福島県伊達市は、住民が健康で元気に幸せに暮らせる新しい都市モデル「Smart Wellness City(SWC)」構想に参加し、2014年12月に6市で始まった「健幸ポイント」の実証実験も進めている(写真は2015年9月に本誌が撮影)
[画像のクリックで拡大表示]

 日本郵便は福島県伊達市と連携し、日本郵便の「健康増進サービス」の実証実験を2016年6月から開始する。本実証実験には、かんぽ生命保険も協力する。

 日本郵便が実施する健康増進サービスは、人々の健康増進を支援することで、健康寿命の延伸や高齢化社会の課題解決、地域の活性化、地方創生などに貢献することが目的。サービス内容としては、iPadやウエアラブル型の活動量計、体組成計を使用して取り組む運動プログラムの他、健康情報の配信や運動継続をうながす声掛けなどのサポートを実施する。

 今回の実証実験では、伊達市在住の20歳以上を対象に500人を募集。実施期間は2016年6~11月を予定する。今後の展望については、サービス内容のさらなる拡充を予定するほか、新たなサービスとしての事業展開を検討する。

 将来的には、このサービスを通じて得られた健康関連データを、かんぽ生命保険が匿名データとして保持。新しい生命保険商品への開発につなげていくことを目指す。

■関連記事
街場と中山間地域、それぞれに適した「健康まちづくり」を
伊達市長 仁志田昇司氏に聞く