放射線医学総合研究所(放医研)と東芝が共同開発した重粒子線回転ガントリー
放射線医学総合研究所(放医研)と東芝が共同開発した重粒子線回転ガントリー
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 粒子線によるがん治療への保険適用が正式に決まった。2016年1月14日に厚生労働省の先進医療会議がまとめた報告を、中央社会保険医療協議会(中医協)が同月20日に承認した(関連記事)。対象は、小児がんに対する陽子線治療と切除非適応の骨軟部がんに対する重粒子線治療。

 2016年度診療報酬改定に反映される見通し。陽子線治療は2001年、重粒子線治療は2003年から先進医療として実施されてきた。保険適用が決まった2つのケース以外の粒子線治療については、先進医療としての扱いを継続する。