認知行動療法を手軽に学べるRPGゲーム「SPARX」を国内で提供するHIKARI Labが、20~30代の女性をターゲットにした新しいスマートフォンアプリを監修した。女性向けゲームアプリを複数手掛けるfavaryが開発するノベルゲームアプリ「問題のあるシェアハウス」である。同社が2018年4月下旬に提供を開始する。

 HIKARI LabのSPARXの狙いは、認知行動療法をゲームにすることで精神科領域で医療機関にかかる敷居の高さを解消することにある(関連記事)。しかし、認知行動療法というキーワードで敷居の高さを感じる人も少なくなかったという。

(左)favary 代表取締役の牧野徹郎氏、(右)HIKARI Lab 代表取締役の清水あやこ氏
(左)favary 代表取締役の牧野徹郎氏、(右)HIKARI Lab 代表取締役の清水あやこ氏
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 そこで今回のゲームアプリは、「疾患を患っていると思われたくない」などと考える人でも手軽に利用できるツールだとHIKARI Lab 代表取締役の清水あやこ氏は位置付ける。手に取りやすいように、エンターテインメント性を前面に打ち出した。診断や予防をするわけではないが、「アプリを利用することで心のケアを身近に感じ、精神疾患の予防行動につなげてほしい」と清水氏は話す。

ゲーム画面イメージ(画像提供:favary)
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