ハンドメイドの自助具から最先端技術を活用した介護ロボットまでを一堂に集めた国際展示会「第43回 国際福祉機器展 H.C.R.2016」の様子をレポートする。
■前回(2015年)の「第42回 国際福祉機器展 H.C.R.2015」の特設サイトはこちら
2015年10月12~14日、東京ビッグサイトで開催
ハンドメイドの自助具から最先端技術を活用した介護ロボットまでを一堂に集めた国際展示会「第43回 国際福祉機器展 H.C.R.2016」の様子をレポートする。
■前回(2015年)の「第42回 国際福祉機器展 H.C.R.2015」の特設サイトはこちら
夜中のトイレに一人で行きたい、キッチンに立って料理を作りたい――。こんな願いを抱く高齢者は少なくない。転倒による骨折の不安から、家の中でも一人で自由に歩き回ることができないからだ。不安から生じる活動量の減少や生活の不活化を防ぎ、いきいきと暮らすことを助けるロボットが、サンヨーホームズが開発する“寄り…
特定の動作を行い、過去のデータと比べることで、認知症の進行やリハビリの効果を確認することができる――。それが、筑波大学 システム情報系 星野研究室とシステム・インスツルメンツが共同で研究開発し、サロンオールディーズが2016年3月から販売している認知症データロガー「まゆっこ」だ。「第43回 国際福祉…
業務用カラオケ「JOYSOUND」で知られるエクシング(名古屋市)は2016年10月上旬、ソフトバンクグループの人型ロボットPepperを用いた、介護施設向けアプリ2種類を発売。「第43回 国際福祉機器展 H.C.R.2016」(2016年10月12~14日、東京ビッグサイト)で紹介した。2015…
タカラトミーは「第43回 国際福祉機器展 H.C.R.2016」(2016年10月12~14日、東京ビッグサイト)にブースを構え、目や耳に障害を持っていても楽しめる「バリアフリーおもちゃ(共遊玩具)」などを紹介した。共遊玩具は業界基準が定められており、それを満たす製品だけが認定される。同社は30年…
ワイズマンがMeLL+とApple Watch連携ソリューション
ワイズマンは、同社の医療・介護連携サービス「MeLL+」とApple Watchとの連携ソリューションを「第43回 国際福祉機器展 H.C.R.2016」(2016年10月12~14日、東京ビッグサイト)に参考出展した。同時に、施設介護利用者のバイタルデータなどを「MeLL+」にアップロードするI…
昭和電工は介護ベッド用離床センサー「SHOCARES(ショウケアス)」の販売を2016年10月に開始した。「第43回 国際福祉機器展 H.C.R.2016」(2016年10月12~14日、東京ビッグサイト)で披露した。SHOCARESはベッドの脚部4カ所にセンサーを設置し、体重のかかり方の変化をみる…
パナソニックは高齢者向け情報支援ツール「記憶ナビ」を開発し、「第43回 国際福祉機器展 H.C.R.2016」(2016年10月12~14日、東京ビッグサイト)に参考出品した。その日の日付や予定を、スマートフォンなどに“日めくりカレンダー”のような体裁で表示。高齢者の物忘れの不安を和らげ、日常生活…
カワムラサイクルの電動アシスト機能付き歩行車
車いすをはじめとする介護機器の製造販売を手掛けるカワムラサイクルは2016年10月3日、電動アシスト機能付き歩行車「Flatia(フラティア)」の販売を開始した。同製品は、勾配の急な坂道でも、利用者が一人で歩けるよう電動でアシストし、車体から手や体が離れると自動でブレーキをかけるもの。「第43回 国…
アクアフェアリーなどが共同開発
アクアフェアリーとキシ・エンジニアリング、京都大学は、燃料電池を搭載した電動車椅子を共同開発し、「第43回 国際福祉機器展 H.C.R.2016」(2016年10月12~14日、東京ビッグサイト)で披露した。水素をその場で発生させるオンサイト水素発生技術を用いた、ポータブルサイズの燃料電池を搭載。…
フランスベッドの認知症外出通報システム
ICTを活用した認知症患者の徘徊見守りといえば、患者にGPS端末やビーコン端末を所持してもらうやり方が一般的だ。しかし、この方法では端末を患者が外してしまう恐れがあった。そこで、逆の発想を用いて、認知症患者には何も持たせずに見守りを実現するのが、フランスベッドの認知症外出通報システム「おでかけキャッ…
「中之条研究」生かした健康管理サービスに参入
日本光電は、健康増進や未病管理に向けた生活見守りサービス「SUKOYAKA」を「第43回 国際福祉機器展 H.C.R.2016」(2016年10月12~14日、東京ビッグサイト)に出展した。医療機関/事業者向けの機器を主力とする同社にとって、「初の一般消費者向け製品」(同社ブースの説明員)という。…
「自閉症や発達障害の人は、先の見通しが立たない場合、パニックにおちいることがある」――。そう話すのは、マイクロブレイン 取締役の金子訓隆氏。同社は、知的障害のある人が就労現場で迷いや混乱なく働くことを助けるiPad専用ソフト「だれでもワークプロ」を開発している。「第43回 国際福祉機器展 H.C.R…
コクヨと協業し介護現場の作業効率を向上
ワイズマンと文房具・オフィス家具・事務機器大手のコクヨは協業し、紙の帳票情報をシステムに手入力し直している介護現場の作業効率を向上させるソリューションを提供する。具体的には、ワイズマンが提供する介護事業所向けアプリケーション「ホームヘルプサービス管理システムSP」と、コクヨが提供する手書き入力ソリ…
安川電機は、脳卒中などにより軽度の後遺症のある片麻痺の患者の歩行を支援する「足首アシスト装置」の装着体験を、国際福祉機器展(2016年10月12日~14日、東京ビッグサイト)で行った。病院や介護施設などでの臨床実験を既に実施しており、2016年度末の販売を予定している。同社の産業ロボット向けの小型…