ハンドメイドの自助具から最先端技術を活用した福祉車両まで世界の福祉機器を一堂に集めた国際展示会「第42回 国際福祉機器展 H.C.R.2015」の様子をレポートする。
第42回 国際福祉機器展 H.C.R.2015
2015年10月7~9日、東京ビッグサイトで開催
目次
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住友理工、「歩行アシストスーツ」を発表
住友理工が、高齢者などの歩行を支援する「歩行アシストスーツ」を「第42回 国際福祉機器展 H.C.R. 2015」で発表した(図1)。九州大学と共同開発したものである。稼働時間は約1時間30分。
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利用者の力に合わせてアシスト量を変化させる起立・歩行支援ロボット
パナソニックは、椅子やベッドからの立ち上がりや歩行を支援するロボット「自立支援型起立歩行アシストロボット」を「第42回 国際福祉機器展 H.C.R. 2015」で発表した(図1)。
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パナソニックが「3D測定・訓練システム」を披露
パナソニックは、介護予防やリハビリテーションに向ける「3D測定・訓練システム(仮称)」を開発。「第42回 国際福祉機器展 H.C.R. 2015」(2015年10月7~9日、東京ビッグサイト)に出展した。通所介護(デイサービス)施設やサービス付き高齢者施設などでの利用を想定する。
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介護にもウエアラブル、熟練介護士が遠隔指導
コニカミノルタは遠隔での介護支援に向けた眼鏡型ウエアラブル端末「ウェアラブルコミュニケータ」を開発し、「第42回 国際福祉機器展 H.C.R. 2015」(2015年10月7~9日、東京ビッグサイト)で披露した。介護士が装着し、遠隔地にいる熟練介護士と現場の情報をインターネット経由で共有し、指示を…
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あなたの歩き方は何点?パナソニックが「歩容計測器」
パナソニックは、歩行時の身体の動きを可視化する「歩容計測器」を開発し、「第42回 国際福祉機器展 H.C.R. 2015」(2015年10月7~9日、東京ビッグサイト)に出展した。介護予防やリハビリテーション、フィットネスなどの用途に向ける。
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ソニー発のロボット義足、話題のベンチャーが披露
ソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL)研究員の遠藤謙氏が、元・陸上競技選手の為末大氏らと2014年に立ち上げたベンチャー、Xiborg(サイボーグ)。「第42回 国際福祉機器展 H.C.R. 2015」(2015年10月7~9日、東京ビッグサイト)では、Xiborg代表取締役社長を務め…
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全身の体圧を検知するシート状センサー、住友理工
住友理工は、全身の体圧を検知できるセンサー「SRソフトビジョン(全身版)」を「第42回 国際福祉機器展 H.C.R. 2015」(2015年10月7~9日、東京ビッグサイト)に展示した。同展示会に合わせて発売したばかりの新製品である。
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介護ロボ「PALRO」の導入効果などをアピール、富士ソフト
富士ソフトは「第42回 国際福祉機器展 H.C.R. 2015」(2015年10月7~9日、東京ビッグサイト)において、介護支援ロボット「PALRO」の実機を多数展示するとともに、ブース内のステージで、PALROを導入した福祉施設の責任者や介護予防の研究者などの講演を開催した。
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合成音声で失語症や認知症の患者とコミュニケーション
オフィス結アジアは、タブレットやスマートフォンを使ったコミュニケーションアプリ「指伝話(ゆびでんわ)」を「第42回 国際福祉機器展 H.C.R. 2015」(2015年10月7~9日、東京ビッグサイト)の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)ブースに出展した。
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濡れたお尻をロボットが拭く
商業施設運営などを手掛ける日本アシストは、お尻を自動で拭くアームを備えた「ロボット便座」を「第42回 国際福祉機器展 H.C.R. 2015」(2015年10月7~9日、東京ビッグサイト)に出展した。在宅介護向けに2016年夏をめどに発売したい考え。
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クラウドで地域包括ケアの情報共有を支援、ワイズマン
ワイズマンは地域包括ケアにおいて、医療機関や介護施設の関係者が患者の情報を円滑に共有するための地域医療・介護連携サービス「MeLL+community(メルタスコミュニティ)」を、「第42回 国際福祉機器展 H.C.R. 2015」(2015年10月7~9日、東京ビッグサイト)に出展した。
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Kinect使う「介護予防ゲーム」、富士通が提案
富士通マーケティングは、デイサービス施設やサービス付き高齢者住宅などに向けて2015年7月に発売した介護予防支援ツール「リハエール(RehaYell)」を、「第42回 国際福祉機器展 H.C.R. 2015」(2015年10月7~9日、東京ビッグサイト)に出展した。米Microsoft社のジェスチ…
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「壁に収納」できる介護リフトが登場
オリックス・リビングとモリトーが共同開発
モリトーは、高齢者施設向けに開発した壁収納型介護リフト、つるべーS セット「Swing Lift CoCoRo」を「第42回 国際福祉機器展 H.C.R. 2015」(2015年10月7~9日、東京ビッグサイト)に展示した。オリックス・リビングと共同開発し、同年10月に販売開始したばかりの製品だ。
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パナソニックが「見守りエアコン」、非接触センサーで
パナソニックは、各種のセンシング技術を組み合わせた「高齢者施設向けみまもりシステム」を「第42回 国際福祉機器展 H.C.R. 2015」(2015年10月7~9日、東京ビッグサイト)」に出展した。「認知症ケア」をテーマとするもので、居室内を「スマートエアコンみまもりシステム」、ベッド上を「生体セ…
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介護ワークフローをスマホが変える!
コニカミノルタが「ケアサポートソリューション」
コニカミノルタは、被介護者の行動を非接触センサーで検知し、介護スタッフにスマートフォンで知らせる「ケアサポートソリューション」を開発。「第42回 国際福祉機器展 H.C.R. 2015」(2015年10月7~9日、東京ビッグサイト)で披露した。2015年内に介護施設向けに発売する。
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「ロボット技術でさりげなく歩行支援」、幸和製作所の歩行車
幸和製作所は、「第42回 国際福祉機器展 H.C.R. 2015」(2015年10月7~9日、東京ビッグサイト)において、オートサポート歩行車「リトルキーパス」を出展した。「シルバーカーと電動カートの中間」(同社)と位置付ける製品で、利用者の動作をさりげなくアシストしながら歩行を支援するのが特徴だ…
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“介護ビッグデータ”プロジェクト、始まる
NKワークス、第1弾として「予測型見守りシステム」発売
NKワークスは2015年10月6日、高齢者の生体・生活情報をロボット介護機器で収集し、ビッグデータとしてM2M/IoTサービスに活用する「いきいきらいふプロジェクト」を始動すると発表した。第1弾として、かねて開発を進めてきた行動予測型見守りシステム「ネオスケア(Neos+Care)」を介護施設など…
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減速機構・モーター一体型の関節駆動ユニット
安川電機、医療・介護機器向けに開発
安川電機は、減速機構とモーターが一体化した小型関節駆動ユニットを開発した(図)。リハビリテーション用機器など、医療・介護機器への搭載に向く。