「ソーシャルホスピタル、始まる・・・。」をテーマに多彩なカンファレンス、展示、イベントが繰り広げられる「デジタルヘルスDAYS 2015」(主催:日経BP社、協力:日経デジタルヘルス)の様子をレポートする。
■昨年(2014年)の様子(名称は次世代ヘルスケア展 2014)はこちら
2015年9月30~10月2日、東京ビッグサイトで開催
「ソーシャルホスピタル、始まる・・・。」をテーマに多彩なカンファレンス、展示、イベントが繰り広げられる「デジタルヘルスDAYS 2015」(主催:日経BP社、協力:日経デジタルヘルス)の様子をレポートする。
■昨年(2014年)の様子(名称は次世代ヘルスケア展 2014)はこちら
<レビューその1> 9つのカンファレンス
2015年9月30日~10月2日の3日間、東京ビッグサイトで開催された「デジタルヘルスDAYS 2015」(主催:日経BP社、協力:日経デジタルヘルス)。「ソーシャルホスピタル、始まる…」というテーマの下、「カンファレンス」「展示」「オープンシアター」が繰り広げられた。
京大病院の黒田氏が講演
京都大学医学部附属病院 医療情報企画部・教授の黒田知宏氏は、「デジタルヘルスDAYS 2015」(主催:日経BP社、協力:日経デジタルヘルス)のカンファレンスに「ソーシャルホスピタル 社会全体が医療を担う時代へ」と題して登壇。(1)医療現場はどこまで情報化が進んでいるか、(2)医療データはビッグデ…
三重県南伊勢町で進められている高齢者の健康増進や生活支援の取り組みについて、担当者が「デジタルヘルスDAYS 2015」(主催:日経BP社、協力:日経デジタルヘルス)のオープンシアターで講演した。まずは、三重県 健康福祉部 ライフイノベーション課長の高村康氏が登壇、県で推進している医療・健康・福祉…
東京大学の山本隆一氏が語る
医療費負担の透明性を確保して不公平にならないようにするためには医療等IDが必要になる――。東京大学 大学院医学系研究科医療経営政策学講座の山本隆一氏は2015年9月30日、「デジタルヘルスDAYS 2015」(主催:日経BP社、協力:日経デジタルヘルス)において、「医療等IDと個人情報保護」と題して…
老齢医学の専門医が講演
三重大学大学院 医学系研究科 准教授の大西丈二氏は、「デジタルヘルスDAYS 2015」(主催:日経BP社、協力:日経デジタルヘルス)のオープンシアターで、地域包括ケアシステムの構築に向けた取り組みについて講演した。大西氏は老年医学の専門家。現在は三重県南伊勢町の役場に職場を置き、地域のコホート研…
ウェルネスは、「デジタルヘルスDAYS 2015」(主催:日経BP社、協力:日経デジタルヘルス)において、在宅医療向けに多職種間での情報共有やコミュニケーションを支援する「まごころネット」を展示した。医療クラウド上に在宅患者の基本情報、医療情報、経過記録情報などを登録・蓄積。これらの情報を、かかり…
8つの宣言を2020年までに実現する――。日本健康会議 推進事務局 事務局長の渡辺俊介氏は、「デジタルヘルスDAYS 2015」(主催:日経BP社、協力:日経デジタルヘルス)のカンファレンスに登壇、同会議が採択した「健康なまち・職場づくり宣言2020」の詳細について講演した。
「総合病院には2つのビジネスモデルが混在している。クリステンセンはこれを別々の病院に分ければコストを下げられると提唱している」――。昭和大学大学院保健医療学研究科講師の的場 匡亮氏は2015年10月2日、「デジタルヘルスDAYS 2015」のオープンシアターにおいて、著名な経営学者であるクレイトン …
健康ビックデータで「寿命革命」を!――。「デジタルヘルスDAYS 2015」(主催:日経BP社、協力:日経デジタルヘルス)のカンファレンスでは、弘前大学 COI研究推進機構(医学研究科)教授・戦略統括の村下公一氏が、「弘前COI」の取り組みについて講演した。
「うんち観察アプリ」などを手掛けるウンログ。同社 代表取締役の田口敬氏は、「デジタルヘルスDAYS 2015」(主催:日経BP社、協力:日経デジタルヘルス)のオープンシアターに登壇。睡眠記録アプリ「オハログ」について、オハログを共同開発した帝人のITヘルスケア・プロジェクト プロジェクト・リーダー…
GEヘルスケアが語る未来医療
医療機器業界の巨人、英GE Healthcare社。その日本法人であるGEヘルスケア・ジャパンのエンジニアである技術本部 MRI技術部 プロジェクト・リーダーのラジェンドラ マヨラン氏が、「デジタルヘルスDAYS 2015」(主催:日経BP社、協力:日経デジタルヘルス)において、医療現場での自律型ロ…
低コストで簡単にスマホを院内通信システムとして利用する――。シアンス・アールは、スマートフォンやタブレットをインカムとして使うIP無線サービス「Aldioクラウド」を院内PHSの代替ソリューションとして提案。同社 マーケティング本部 アシスタントプロダクトマネージャーの近野楊介氏が、「デジタルヘルス…
モダリティーの高性能化に伴い膨大になる医用画像データをはじめ、さまざまな部門システムのデータをいかに統合管理するか――。この医療現場の大きな課題に対して、EMCジャパン アイシロン事業本部営業部 アカウントマネージャーの谷澤昭次氏が、「デジタルヘルスDAYS 2015」(主催:日経BP社、協力:日…
「MBT」構想を奈良県立医科大学 理事長・学長の細井氏が語る
医学を基礎としたまちづくりに挑む――。「デジタルヘルスDAYS 2015」(主催:日経BP社、協力:日経デジタルヘルス)のカンファレンスで、奈良県立医科大学 理事長・学長の細井裕司氏は、同氏が提唱する「MBT(Medicine-Based Town)」について講演した。
特定健診データやレセプト(診療報酬明細書)データを活用し、健康保険組合などの医療保険者が、加入者の健康状態に即した効率の良い保健事業を実施する「データヘルス」。厚生労働省の指導により医療保険者が作成したデータヘルス計画に基づき、2015年度から第1期が始まった。
「ヘルスケアデータコンソーシアム(仮称)」を2015年度内に設立する――。経済産業省 商務情報政策局 ヘルスケア産業課長の江崎禎英氏は、「デジタルヘルスDAYS 2015」(主催:日経BP社、協力:日経デジタルヘルス)のカンファレンスで、こうした構想を打ち明けた(同氏の講演の様子は関連記事「健康経…
「学生でもイノベーションは起こせる」――。こう熱く訴えたのは、AppliCare 副代表の久和俊介氏(東京大学 医学部4年)だ。
どの講演も立ち見が出る盛況ぶりとなった「デジタルヘルスDAYS 2015」(主催:日経BP社、協力:日経デジタルヘルス)のカンファレンス。中でも、事前申し込みが最も早く締切となり、会場が数多くの聴衆で埋め尽くされたのが、経済産業省 商務情報政策局 ヘルスケア産業課長の江崎禎英氏による講演だ。
サルーステック代表取締役の小川 博司氏は2015年10月2日、長岡技術科学大学の三井 大和氏と共に「デジタルヘルスDAYS 2015」のオープンシアターに登壇、「生体信号の表示方法 ― フィードバックを目指して」と題して、VR(仮想現実)を使って生体情報をフィードバックすることで、「ユーザーを飽きさ…
石鹸メーカーから、総合ヘルスケア企業へ――。1890年(明治23年)に発売した洗顔用石鹸を事業の原点とする、花王。同社は近年、「日用品メーカー」という従来のイメージから脱皮しつつある。その中心にあるのがヘルスケア事業だ。