図1 6年ぶりに全面改良した新型「セレナ」
図1 6年ぶりに全面改良した新型「セレナ」
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図2 横から
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図3 前から
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 日産自動車は2016年8月24日、3列シートのミニバン「セレナ」を6年ぶりに全面改良して発売した(図1~3)。5代目となる新型は、高速道路の単一車線上の運転を支援する機能「プロパイロット」を搭載しているのが最大の特徴である(関連記事1)。

 渋滞走行など低速域でも、アクセル・ステアリング・ブレーキを自動操作して運転できる。同機能を搭載するのは日本メーカーでは初、ミニバンという量販車のカテゴリーでは世界で初という。運転者が運転するという前提の支援システムであるため、運転者はステアリングホイールに手を触れている必要がある(関連記事2)。

 新型セレナの価格は231万6600~318万7080円。同機能を装備した「プロパイロットエディション」は291万6000円から。日産専務執行役員の星野朝子氏によれば、事前予約注文では「プロパイロット搭載車種が全体の7割を占める」という。同社が当初予測していた「4割」(同氏)を大きく上回る。同機能を搭載しない車両を含めた販売目標台数は月間8000台。