クルマ 自動車の最新技術を追う
 

IPAとは

アイピーエー

2006/03/27 20:30
出典:カーエレクトロニクス テクニカルターム、 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
印刷用ページ
intelligent parking assist

 トヨタ自動車が2003年9月に発表した新型「プリウス」に搭載した(Tech-On!の関連記事),縦列駐車や車庫入れ時のハンドル操作を補助する機構。

 ドライバーはクルマを停車させ,ナビのディスプレイに映し出された車両後方の画面で目標位置をカーソル操作で決める。そして後退し始めると,ステアリングが自動的に操作される。ドライバーは周囲の安全を確認しながらブレーキ操作をすればよい。

 IPAは,CCDカメラの画像データだけから距離を推定している。後退時などに物体の接近を知らせるセンサーは利用していない。唯一,リア・サスペンションのストロークから車高を計測するセンサの情報だけは利用している。これは荷物をたくさん積んで車高が下がると,画面上の白線の位置がずれてしまうため。画面上で数mmの違いが,実際の距離にすると数十cmの差になってしまうからだ。

 このシステムは,バック・モニタで駐車位置の目安を示してくれるアイシン精機の駐車アシスト・システムをベースに,電動パワー・ステアリング(EPA)とトヨタ製のソフトウエアを組み合わせたもの。IPA動作時のステアリング操作に電動パワー・ステアリングのアシスト用モータをそのまま使っており,ハードウエアの追加は必要なかった。

 なお,米国仕様のプリウスにIPAを搭載しなかったのは,米国は駐車スペースが広いため,需要がないとみてのことという。

IPAの操作画面
図1 IPAの操作画面
新型「プリウス」のIPAは,DVDナビやテレビ・チューナ,バック・ガイド・モニタとセットで23万円のオプションとして販売された。

【日経Automotiveセミナー】
 escar Asia 2015
  ~クルマのハッキング対策、世界の最前線~


今後、クルマにハッキング対策は必須だ。リコールに至るなど実害が出始めた。いま、日米欧でECU(電子制御ユニット)のセキュリティーを高めるためのプロジェクトが動いている。escar Asia 2015は、世界の第一線級のセキュリティー技術者が集って最新の情報を披露し、議論する。総務省、JASPAR、欧州メーカーなどが一堂に集まり、今後の展望を語る。詳細はこちら
車載ネットワークの最新動向を解説する「激変!車載ネットワーク」も同時開催。詳細はこちら

日時:2015年9月7日(月)~8日(火) 10:00~17:05
会場:目黒雅叙園(東京・目黒)
主催:日経Automotive
日経BP主催のお薦めセミナー
スキルアップしたい方は必見!
コメントする
コメントに関する諸注意(必ずお読みください)
※コメントの掲載は編集部がマニュアルで行っておりますので、即時には反映されません。

マイページ

マイページのご利用には日経テクノロジーオンラインの会員登録が必要です。

マイページでは記事のクリッピング(ブックマーク)、登録したキーワードを含む新着記事の表示(Myキーワード)、登録した連載の新着記事表示(連載ウォッチ)が利用できます。

協力メディア&
関連サイト

  • 日経エレクトロニクス
  • 日経ものづくり
  • 日経Automotive
  • 日経デジタルヘルス
  • メガソーラービジネス
  • 明日をつむぐテクノロジー
  • 新・公民連携最前線
  • 技術者塾

Follow Us

  • Facebook
  • Twitter
  • RSS

お薦めトピック

日経テクノロジーオンラインSpecial

記事ランキング