大阪産業大学のチームのソーラーカー(出所:トリナ・ソーラー)
大阪産業大学のチームのソーラーカー(出所:トリナ・ソーラー)
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 中国の大手太陽光パネルメーカーであるトリナ・ソーラーは8月3日、同社が太陽電池セル(発電素子)を提供した、大阪産業大学のソーラーカーチームが、「FIA ALTERNATIVE ENERGIES CUP ソーラーカーレース鈴鹿2015」で総合優勝し、大会4連覇を達成したと発表した。レースは8月1日に開催された。

 同レースは、太陽電池の電力だけで走行する。トリナ・ソーラーは、新たに開発したバックコンタクト(IBC)型のセル565枚を提供した(関連ニュース)。

 大阪産業大学のチームは、5時間耐久レースの最高峰「ドリームクラス」に参戦し、66周を完走した。平均時速78.5kmを維持し、後続のチームに3周の差をつけて総合優勝した。

 ソーラーカーレースでは、高効率な太陽電池を採用し、日射条件の影響による出力低下を抑えるエネルギーマネジメントという車体側の走行性能とともに、エネルギーロスをより少なく、いかに効率良く走るかという、運転の力量が問われるとしている。