2015年5月3日の予想・晴れの場合(出所:九州電力)
2015年5月3日の予想・晴れの場合(出所:九州電力)
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2015年5月3日の予想・天気が急変する場合(出所:九州電力)
2015年5月3日の予想・天気が急変する場合(出所:九州電力)
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 九州電力は4月28日、種子島に設置した出力500kW以上の太陽光と風力発電設備に対して、出力制御が避けられない見通しであると発表した。制御対象となる時期は、ゴールデンウィーク期間以降、需要が低く前日に晴れが予想され、需給バランスの確保が困難になると予想される日で、9時から16時の間での発電停止を指示する。

 対象となる事業者は、出力500kW以上の太陽光発電事業者7社、風力発電事業者1社となる。電話などで前日の17時頃に事業者に対して、出力制御を指示する。出力制御が必要となる日ごとに、必要量を満たす対象事業者を選定する。対象事業者をローテーションする「交替制御」とする。

 九電は、2014年7月25日に、再生可能エネルギー発電設備の既接続量と接続申込量の合計が接続可能量(目安)を超過した6離島(壱岐、対馬、種子島、徳之島、沖永良部島、与論島)で、接続申し込みへの回答を保留すると発表した(関連記事)。その後、2015年1月29日には、喜界島についても回答を保留した。