調印した東洋エンジニアリングとトリナ・ソーラーの両社の経営陣(出所:トリナ・ソーラー)
調印した東洋エンジニアリングとトリナ・ソーラーの両社の経営陣(出所:トリナ・ソーラー)
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 中国の大手太陽光パネルメーカーであるトリナ・ソーラーは3月25日、岡山県瀬戸内市の錦海塩田跡地に建設中で国内最大規模の、出力231.44MW のメガソーラー(大規模太陽光発電所)に、自社の太陽光パネルを出力約116MW分、供給すると発表した。

 EPC(設計・調達・施工)サービスを担当する東洋エンジニアリングから受注し、2月27日に契約書に調印した。

 トリナ・ソーラーは、多結晶シリコン系太陽光パネル「TSM-260PC05A」を納入する。太陽光パネル以外の発電設備では、パワーコンディショナー(PCS)に、米ゼネラル・エレクトリック(GE)製、東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製が採用されている。

 メガソーラーは、くにうみアセットマネジメント(東京都千代田区)、東洋エンジニアリング、GEエナジー・フィナンシャルサービスが出資するSPC(特定目的会社)である、「瀬戸内Kirei未来創り合同会社」が開発し、発電事業者となる(メガソーラー探訪の関連記事関連ニュース)。

 総事業費は約1100億円で、2014年10月に着工しており、2019年第2四半期に商業運転の開始を予定している。