図1●起工式ではスポンサーのGEグループ幹部などが鍬入れ(出所:日経BP)
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図2●東洋一と言われた錦海塩田の跡地全景(出所:瀬戸内市)
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図3●メガソーラーの配置イメージ(出所:日本GE)
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 岡山県南部、穏やかな海に面した瀬戸内市は、2004年に牛窓町、邑久町、長船町が合併してできた。海沿いの牛窓や邑久地域は、「日本のエーゲ海」とも称され、西日本最大級の規模を誇る「牛窓ヨットハーバー」や、2000本ものオリーブの茂る「牛窓オリーブ園」で知られる。小高い丘にあるオリーブ園からは、瀬戸内海に散らばる島々が一望できる。

 2014年11月7日、牛窓オリーブ園に約200人の関係者が集まり、「瀬戸内メガソーラープロジェクト」の起工式と祝賀会が開催された(図1)。同プロジェクトは、牛窓地域にある塩田跡地を活用し、メガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設するもの(図2)。瀬戸内市が所有する約500haの「錦海塩田跡地」のうち約260haに、出力約230MWの「瀬戸内Kirei太陽光発電所」を建設する。着工済みのメガソーラーとしては国内最大規模となる(図3)。