建設地の様子(出所:日本アジア投資)
建設地の様子(出所:日本アジア投資)
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 日本アジア投資は3月20日、宮城県気仙沼市本吉に出力約1.02MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「気仙沼市本吉町太陽光発電所」の建設を開始したと発表した。太陽光発電事業のデベロッパーであるリニューアブル・ジャパン(東京都港区)との協業となる。

 EPC(設計・調達・施工)サービスは東芝プラントシステムが担当し、太陽光パネルは東芝製、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用する。総工費は、約3.6億円で、そのうち約8割をプロジェクトファイナンスで調達する予定で、残りは手元資金から拠出する。

 2015年11月に完成予定で、年間約110万kWh、一般家庭330世帯分の消費電力に相当する発電量を見込む。東北電力に売電する。

 日本アジア投資は、すでに4件のメガソーラーを稼働もしくは着工済みで、出力は合計で16.9MWとなる。今回、着工した気仙沼の案件は5件目となる。同社は、メガソーラーへの投資資金を調達する目的で、2014年12月に第三者割当増資を実施している(関連記事)。建設に着手した5サイトのほか、総計で80MWを超える事業化候補となるプロジェクトを確保しているという。