起工式の様子(出所:日本アジア投資)
起工式の様子(出所:日本アジア投資)
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建設地の様子(出所:日本アジア投資)
建設地の様子(出所:日本アジア投資)
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 日本アジア投資は、岩手県一関市花泉町金沢の18万m2の土地に出力10.8MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設する。発電所の名称は「一関市金沢太陽光発電所」で、12月11日に起工式を開催した。同発電所は、太陽光発電事業のデベロッパー、リニューアブル・ジャパン(東京都港区)と協業して開発した。

 2015年11~12月に運転を開始する予定で、東北電力に売電する。年間約1147万kWhの発電量を見込み、一般家庭約3300世帯分の消費量に相当する。

 EPC(設計・調達・施工)サービスは日立製作所が担当し、太陽光パネルはインリー・グリーンエナジー製、パワーコンディショナー(PCS)は日立製作所製を採用した。東北に位置するが、立地地域の最深積雪量の平均値は24cmで、積雪量は相対的に多くないことから、架台の設置高を80cm、設置角を15度とした。

 総工費は約38億円で、自己資本部分の8億円は、日本アジア投資が英バークレイズ・バンク・ピーエルシーを引受先とする第三者割当増資で調達した資金の一部を充てる(関連記事)。加えて、国内金融機関から約30億円をノンリコースローンで資金調達する。

 「一関市金沢太陽光発電所」は、日本アジア投資にとって4 件目のメガソーラー案件で、出力規模は最大となる。