米国の太陽光パネルメーカーのサンパワーは11月4日、南アフリカに太陽光パネル工場を建設すると発表した。

 メガソーラー(大規模太陽光発電所)の建設が相次いでいる、南アフリカ市場の成長を取り込む狙い。

 南アフリカ政府は、独立系発電事業者からの再生可能エネルギー調達プロジェクト「Renewable Energy Independent Power Producer Procurement Programme(REIPPPP)」において、現地調達要件を課している。

 これに対応するため、大手の太陽光パネルメーカーやパワーコンディショナー(PCS)メーカーによる工場の建設が続いている(中国ジンコソーラーの関連記事ドイツSMAソーラーテクノロジーの関連記事)。

 サンパワーは、南アフリカ南西部にあるケープタウンに工場を建設する。南アフリカの工場で製造する太陽光パネルは、「SunPower E20/440」。2015年に稼働し、稼働後の年産能力は、160MWを予定している。

 新工場は、EPC(設計・調達・施工)サービスや、O&M(運用・保守)の拠点としても活用する。現地で150人の雇用を予定しており、2015年第1四半期にその募集を開始する。

 サンパワーは、2014年初に、北ケープ州のダグラス(Douglas)近郊で2カ所、合計出力33MWのメガソーラーの建設を完了している。

 また、同社は、REIPPPPの一環として、「MULILO-TOTAL consortium」が建設する3カ所、合計出力86MWのメガソーラーのEPCサービス、O&Mを担当している。