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 エムティーアイと産業技術総合研究所、行動ラボは共同で、非可聴域の音波による測位技術やマップマッチング技術、PDR(歩行者自律航法)技術などを組み合わせた屋内測位システムを開発した。2013年6月に販売を開始し、2013年冬までにショッピング・モールなどへの導入を目指す。

 非可聴域の音波をスマートフォンのマイクで受信して測位するシステムは、NTTドコモなど国内外の複数の企業が開発している(Tech-On!関連記事)。今回エムティーアイなどは、音波での測位に加えて、地図の情報を利用して誤差を補正するマップマッチング技術や、スマートフォンに内蔵の各種センサで位置を推定するPDR技術を組み合わせて、高精度な測位を実現したとする。

 音波による測位技術とマップマッチング技術はエムティーアイが、PDR技術は産業技術総合研究所と行動ラボが開発し、それらを組み合わせて新たな屋内測位ソリューションを共同開発した。現在はAndroid OSのみに対応しており、2013年度中にiOSにも対応予定である。