先行してAIDR 3Dの搭載を完了していた最上位機種、320列CT装置の「Aquilion ONE」
先行してAIDR 3Dの搭載を完了していた最上位機種、320列CT装置の「Aquilion ONE」
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 東芝メディカルシステムズは、同社のX線CT装置の全機種に対して、同装置向けの低被曝化技術「AIDR 3D」の搭載を完了したと発表した。既に、同社の最上位機種「Aquilion ONE」の全数に対してAIDR 3Dの無償提供を完了したことは、2012年4月に開催された「2012 国際医用画像総合展(ITEM 2012)」で発表していた(関連記事)。今回は、上位機種から普及機種まで、すべてのラインアップに対して標準搭載したことになる。

 AIDR 3Dは、2011年10月に発表した技術。逐次近似法を応用した画像再構成技術であり、最大で75%の被曝低減を実現できるという。再構成に時間が掛からないのが特徴で、CT検査のスループットへの影響がほとんどない。