ソフトバンクモバイルは、携帯端末向けの位置情報検出技術を開発する米ベンチャー、Skyhook, Inc.と提携する(ニュースリリース)。Skyhook社は無線LANとGPS、携帯電話の基地局の情報を組み合わせて位置情報を検出する技術「Skyhook Location」を提供しており、米Apple Inc.や韓国Samsung Electronics Co., Ltd.、ソニー、米Intel Corp.などを顧客に持つ(Tech-On!関連記事:Jobs氏が見そめた米ベンチャー)。ソフトバンクモバイルは、端末の一部にSkyhook Locationを採用し、位置情報の精度や利用可能範囲、省電力性の向上を図る。

 Skyhook社の発表資料には、ソフトバンクモバイルのプロダクトサービス本部技術開発統括部統括部長である辰巳誠氏が次のようにコメントを寄せた。「携帯端末において、正確な位置情報はますます重要性を増している。当社は、携帯端末の位置情報機能の向上を図るため、Skyhook社と提携した」。

 Skyhook社の創業者であるMichael Shean氏は「今回の採用は、ソフトバンクモバイルとの提携関係の拡大だけでなく、当社のアジア事業拡大という面で重要なステップになる」と話している。