図1 NTTドコモが2011〜2012年の冬・春モデル24機種を発表
図1 NTTドコモが2011〜2012年の冬・春モデル24機種を発表
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 NTTドコモは2011年10月18日に、2011~2012年の冬・春モデル24機種を発表した(図1発表資料)。そのうちスマートフォンは14機種で、4機種はLTE(long term evolution)を使った同社の通信サービス「Xi」(クロッシィ)に対応する(図2)。

 LTE対応スマートフォンは、富士通、韓国LG Electronics社、NECカシオモバイルコミュニケーションズ、韓国Samsung Electronics社の4社が供給する。いずれも4.5型または4.3型の大判ディスプレイを搭載したもので、アプリケーション・プロセサにはCPUが2コア構成の品種を採用している(表1図3~6)。このうち3機種のディスプレイは、1280×720画素の高精細なものである。

 LTE対応スマートフォンはすべて3G通信機能も備えており、Xiサービスに非対応のエリアでは3GのFOMAサービスを利用する。併せてNTTドコモは、Xi対応スマートフォン向けの料金プランを発表した(Tech-On!の関連記事)。

 これらの4機種の他、次の10機種のスマートフォンを発表した。(1)厚さが6.9mmと薄い「ARROWS μ F-07D」、(2)1700mAhと容量が大きい2次電池を備えた「MEDIAS PP N-01D」、(3)BlackBerryシリーズの新機種「BlackBerry Bold 9900」、(4)横幅が59mmと小型で宝石をイメージしたデザインを採用した「ARROWS Kiss F-03D」および10代の女性に人気の雑誌「Popteen」とのコラボ・モデル「F-03D Girls'」、(5)3.2型ディスプレイを採用した110mm×55mm×12.8mmと小型の「P-01D」、(6)デジタル・カメラとしての機能を強化した「LUMIX Phone P-02D」、(7)4.5型で1280×720画素の液晶パネルを搭載した「AQUOS PHONE SH-01D」、(8)テンキーや通話/終話キーを備える「AQUOS PHONE slider SH-02D」、(9)アクセサリー・ブランド「Q-pot.」とのコラボ・モデル「Q-pot. Phone SH-04D」、(10)4.5型で1280×720画素の液晶パネルや指紋センサを搭載する「REGZA Phone T-01D」、である。これらの10機種のうち4機種は、「Qi(チー)」規格に準拠するワイヤレス充電機能に対応する。

 さらにNTTドコモは、2012年春に向けて「マルチメディア放送対応機や(Sony Ericsson Mobile Communications社製の)『Xperia』の後継機など、スマートフォン5機種を追加投入する計画」(同社 代表取締役社長の山田隆持氏)である(Tech-On!の関連記事)。

 この他2011~2012年の冬・春モデルとして、iモード・サービスに対応する携帯電話機8機種、7型ディスプレイを搭載したAndroidタブレット端末「GALAXY Tab 7.0 Plus SC-02D」、人感センサによる節電機能を搭載したデジタル・フォトフレーム「フォトパネル04」の計10機種を発表した。

図2 「Xi」サービスに対応するスマートフォンを4機種投入
図2 「Xi」サービスに対応するスマートフォンを4機種投入
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表1 「Xi」サービス対応スマートフォンの主な仕様
表1 「Xi」サービス対応スマートフォンの主な仕様
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図3 富士通製の「ARROWS X LTE F-05D」
図3 富士通製の「ARROWS X LTE F-05D」
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図4 Samsung Electronics社製の「GALAXY S II LTE SC-03D」
図4 Samsung Electronics社製の「GALAXY S II LTE SC-03D」
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図5 LG Electronics社製の「Optimus LTE L-01D」
図5 LG Electronics社製の「Optimus LTE L-01D」
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図6 NECカシオモバイルコミュニケーションズ製の「MEDIAS LTE N-04D」。LTE対応機種の中では唯一、モックアップの展示だった
図6 NECカシオモバイルコミュニケーションズ製の「MEDIAS LTE N-04D」。LTE対応機種の中では唯一、モックアップの展示だった
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