ホンダは、米Google Inc.と協力し、2011年3月11日に発生した東日本巨大地震の被災地周辺における通行可能道路の情報を「Googleマップ」上に公開している(ニュース・リリース)。具体的には、Googleが運営する「Google Crisis Response」災害情報特設サイトの地図上に、災害発生以降に通行可能な道路の情報を公開し、毎日更新している。
公開しているデータは、ホンダの双方向情報ネットワーク・サービス「インターナビ・プレミアムクラブ」の会員とパイオニアのカーナビ・システムのユーザーから収集した走行軌跡データを、通行実績として一元的に集約したものである。なお、インターナビ・プレミアムクラブの会員数は、2011年2月末時点で128万人という。なお、このデータの閲覧は、インターナビ・プレミアムクラブの会員でなくても可能である。
同様の取り組みとして、トヨタ自動車も同社のテレマティクス・サービス「G-BOOK」搭載車両から収集した通行実績情報(プローブ情報)の公開を発表している(関連記事)。