図1 NTTドコモ 代表取締役社長の山田隆持氏(中央)と,同社のスマートフォンのCMに出演中である石野真子さん(右)と朝倉あきさん(左)
図1 NTTドコモ 代表取締役社長の山田隆持氏(中央)と,同社のスマートフォンのCMに出演中である石野真子さん(右)と朝倉あきさん(左)
[画像のクリックで拡大表示]
図2 「MEDIAS」(正面)
図2 「MEDIAS」(正面)
[画像のクリックで拡大表示]
図3 最薄部は7.7mmと薄い
図3 最薄部は7.7mmと薄い
[画像のクリックで拡大表示]
図4 「Xperia arc」のピンク(正面)
図4 「Xperia arc」のピンク(正面)
[画像のクリックで拡大表示]
図5 「Xperia arc」のピンク(裏面)
図5 「Xperia arc」のピンク(裏面)
[画像のクリックで拡大表示]
図6 「Optimus Pad」(正面)
図6 「Optimus Pad」(正面)
[画像のクリックで拡大表示]
図7 「Optimus Pad」(裏面)
図7 「Optimus Pad」(裏面)
[画像のクリックで拡大表示]

 NTTドコモは2011年2月24日,「ドコモ スマートフォン」の新モデル3機種を発表した(Tech-On!の関連記事報道発表資料)。NECカシオモバイルコミュニケーションズ製の「MEDIAS N-04C」と日スウェーデン合弁のSony Ericsson Mobile Communications社製の「Xperia arc SO-01C」,韓国LG Electronics社製の「Optimus Pad L-06C」である。3機種はすべて,ソフトウエア基盤に米Google社の「Android」を採用する。2011年3月以降,順次発売する予定。

最薄7.7mmのスマホが登場

 MEDIASは,最薄部が7.7mmと薄く,重さが約105gと軽い。「世界最薄・超軽量のスマートフォン」(NTTドコモ 代表取締役社長の山田隆持氏)をうたう。おサイフケータイやワンセグ視聴,赤外線通信といった国内向け機能を盛り込んだ。薄型化に関しては,「詳細は明かせないが,これまで薄型化を得意としてきた“N”シリーズで培ってきたすべての技術を盛り込んだ。Al合金のフレームと樹脂筐体を組み合わせることで,強度も問題はない。手に取った際のバランスを考慮し,筐体の下側部分に重い部品を実装した」(NTTドコモの説明員)という。

 搭載する液晶パネルは,約4.0型で480×854画素。液晶パネルの表面には,米Corning社の強化ガラス「Gorillaガラス」を施した。約510万画素のCMOSイメージ・センサを備える。搭載するLiイオン2次電池の容量は1230mAhである。Androidのバージョンは2.2だが,「2011年夏には2.3にアップグレードする予定」(NTTドコモの山田氏)。

 なお,2011夏モデルには「MEDIASの防水対応モデルの投入を検討中」(NTTドコモの山田氏)という。ただし,防水モデルでは「最薄部が7.7mmよりも若干厚くなるだろう」(同社の説明員)とした。

女性向けにピンクを投入

 Xperia arcは,Sony Ericsson社が2011年1月開催の「2011 International CES」で発表したスマートフォン(Tech-On!の関連記事)。NTTドコモが2011年6月以降にサービス開始予定である下り最大14Mビット/秒のHSPAに対応する。ブルーとシルバーに加えて,ピンクを用意することで,「女性ユーザーを拡大するのが狙い」(NTTドコモの山田氏)とする。

 厚さは最薄8.7mmで,重さは約118g。約4.2型で480×854画素の液晶パネルや,約810万画素の裏面照射型CMOSイメージ・センサを搭載する。搭載するLiイオン2次電池の容量は1500mAhである。Androidのバージョンは2.3。2011年夏モデルには,「おサイフケータイなどに対応したXperiaの新モデルを投入予定」(NTTドコモの山田氏)という。

タブレット端末は音声通話機能なし

 Optimus Pad L-06Cは,8.9型で1280×768画素の液晶パネルを搭載するタブレット端末。2011年2月に開催された「Mobile World Congress 2011」で発表されたもの(Tech-On!の関連記事)。音声通話機能は搭載しない。筐体背面には,約510万画素のCMOSイメージ・センサを2個備えており,3D映像を撮影できる。搭載するLiイオン2次電池の容量は6400mAhである。Androidのバージョンは3.0。

SPモード機能も強化

 NTTドコモは,スマートフォンの新機種発表に合わせて,スマートフォン専用のインターネット接続サービス「spモード」の強化も発表された。2011年3月下旬以降,Androidマーケットでのコンテンツ購入の決済をドコモの通信料金と一緒に引き落とせるようになる。このほか,電話帳のバックアップ機能や「災害用伝言板」といった機能にも対応する。