図1 初披露された「DMC-GH2」
図1 初披露された「DMC-GH2」
[画像のクリックで拡大表示]
図2 「LUMIX G VARIO HD 14-140mm F4-5.8 ASPH.」の組み合わせ
図2 「LUMIX G VARIO HD 14-140mm F4-5.8 ASPH.」の組み合わせ
[画像のクリックで拡大表示]
図3 0.099秒と速いAFが最大の特徴
図3 0.099秒と速いAFが最大の特徴
[画像のクリックで拡大表示]
図4 タッチ・パネルで操作できる点は従来機から変わらない
図4 タッチ・パネルで操作できる点は従来機から変わらない
[画像のクリックで拡大表示]

 パナソニックは,ミラーレス機のレンズ交換式カメラ「DMC-GH2」をカメラ関連で世界最大級の展示会「photokina2010」で発表した(図1)。「DMC-GH1」の後継機にあたる。オートフォーカス(AF)性能を高めたほか,最高で1080/24pの動画を24Mビット/秒で記録できる。記録形式はAVCHD。日本での発売は2010年10月29日を予定する。

 ボディ単体のほか,ボディと「LUMIX G VARIO 14-42mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.」をセットにした標準ズーム・レンズ・キット「DMC-GH2K」,「LUMIX G VARIO HD 14-140mm F4-5.8 ASPH.」と組み合わせた「DMC-GH2H」を用意する(図2)。価格はいずれもオープン。市場想定価格は,ボディのみが10万円前後,DMC-GH2Kが11万円前後,DMC-GH2Hが15万円前後である。

 LUMIX G VARIO HD 14-140mm F4-5.8 ASPH.を装着したときのAFは「0.099秒」(パナソニック)といい,同条件で0.2秒だったDMC-GH1から約2倍高速化した(図3,4)。「これまで常時60フレーム/秒でセンサを駆動させていたが,DMC-GH2ではAF時のセンサ駆動を120フレーム/秒に変更したことで実現した」(同社 AVCネットワークス社 ネットワーク事業グループ DSCビジネスユニット長の北尾一朗氏)。

 撮像素子は,4/3型で有効1605万画素の「LiveMOSセンサー」。DMC-GH1に搭載の撮像素子より画素数を増やすに当たり,回路を微細化して十分な受光部を確保したという。DMC-GH1比較して約3dB以上のノイズ改善と約2倍の高感度化をしているとする。

 また,発表会では「3Dレンズ」の詳細や,今後の交換レンズの開発ロードマップも明らかにした( Tech-On! 関連記事)。