図1 Android端末「IS01」で「セカイカメラ」を動作するデモ
図1 Android端末「IS01」で「セカイカメラ」を動作するデモ
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 KDDIと頓智・は,AR(augmented reality,拡張現実感)サービス事業で連携する(KDDIの発表資料)。米Google Inc.のソフトウエア基盤「Android」を搭載する,KDDIの携帯端末「IS01」の発表会で明らかにした(Tech-On!の関連記事)。頓智・が開発するアプリケーション・ソフトウエア(アプリ)である「セカイカメラ」のAndroid版をIS01に搭載する。2010年6月上旬のIS01の発売に合わせて,auブランドの携帯電話機向けアプリ「セカイカメラZOOM」の提供も始める。

 IS01に搭載するAndroid版のセカイカメラは,米Apple Inc.の「iPhone」向けアプリと同様に,カメラで撮影した現実世界にさまざまな情報を付加して表示できる。Android版ならではの機能として,「エアタグ 」(緯度経度にひも付いたコンテンツ) と一緒に写真を撮影できる機能「Air Shot」を備える。待ち受け画面上で常時動作するウィジェット「App Widget」を用いることで,セカイカメラのアプリを起動することなく周辺のエアタグを参照することも可能とする。

 セカイカメラZOOMは,KDDIとKDDI研究所が共同で培ってきたアプリ「実空間透視ケータイ」と頓智・のセカイカメラの機能を連携させたものという。携帯電話機をかざした方向に存在するエアタグを,カメラ映像や擬似的な地平面上に付加して表示する。ユーザーは,エアタグからWebサービス「EZweb」や音楽配信サービス「LISMO!」に接続して商品や楽曲を購入できるようになる。2010年6月上旬~11月末の期間限定で提供する予定。KDDIのソフトウエア基盤「BREW4.0」を搭載する携帯電話機の中で,動作検証を確認できた端末で利用できるとする。

図2 IS01にセカイカメラはプリセット搭載(左下のアイコン)
図2 IS01にセカイカメラはプリセット搭載(左下のアイコン)
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図3 「Air Shot」機能で撮影した写真を印刷したもの
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図4 「セカイカメラZOOM」のデモ。「CA002」で動作させている
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図5 セカイカメラZOOMの起動画面
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