人材サービスを手掛けるインテリジェンスの転職支援サイト「DODA」で,2009年12月の「技術系(電気/電子/機械)」および「技術系(IT/通信)」の職種別求人倍率がともに1.00倍を超えた(下図)。同社が2010年1月27日に発表した

 「技術系(電気/電子/機械)」の職種では,2009年12月の求人倍率は1.10倍と,9カ月ぶりに求人数が求職者数を上回った。2009年3~11月は1.00倍以下だった。一方「技術系(IT・通信)」の職種でも同年7月以降,求人倍率1.00倍以下が続いていたが,2009年12月の求人倍率は1.03倍と盛り返した。

 求人倍率が1.00倍を超えた背景には,企業側が求職者に高度な知見を求める姿勢は変わらないながらも「採用意欲が部分的に戻ってきたことがある」と,インテリジェンス キャリアコンサルティング事業部 第2統括部 ハードウェア第2グループ マネージャーの堀口富氏は話す。「プラント,燃料電池,外資系の半導体といった分野の企業が技術者を求めるようになったほか,自動車関連企業でソフトウエア技術者などを10人単位で求人している」(同氏)という。

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