図1 ASUSTek Computer社のUSB 3.0対応ノート・パソコン製品
図1 ASUSTek Computer社のUSB 3.0対応ノート・パソコン製品
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図2  ASUSTek Computer社のUSB 3.0対応のマザーボード
図2  ASUSTek Computer社のUSB 3.0対応のマザーボード
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図3 Symwave社とSuper Talent Technology社が開発したUSB 3.0対応の外付け型フラッシュ・メモリ
図3 Symwave社とSuper Talent Technology社が開発したUSB 3.0対応の外付け型フラッシュ・メモリ
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図4  Symwave社と米XONA Media社が開発したキオスク端末
図4  Symwave社と米XONA Media社が開発したキオスク端末
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図5 NECエレクトロニクスが展示した,同社のホスト・コントローラLSIを利用した製品群
図5 NECエレクトロニクスが展示した,同社のホスト・コントローラLSIを利用した製品群
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図6 NECエレクトロニクスのホスト・コントローラLSIを採用した富士通のノート・パソコン
図6 NECエレクトロニクスのホスト・コントローラLSIを採用した富士通のノート・パソコン
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 今回のCESでは,USBの最新仕様「USB 3.0」に対応した製品が,複数の企業から多数出展された。中でも,最大データ伝送速度が5Gビット/秒という高速性をアピールするデモが多かった。2009年に開かれた前回のCESでも同様のデモが披露されていたが,今回のCESでは,販売済みの製品,あるいは今後販売する予定の製品を利用していた。

 例えば台湾ASUSTek Computer社は,対応ノート・パソコンや対応マザーボードなどを出展した。対応ノート・パソコンはおよそ15機種ほどあるという(図1)。マザーボードはUSB 3.0のほか,6Gビット/秒のシリアルATAに対応する(図2)。

 機器メーカーだけでなく,USB 3.0対応LSIを販売するメーカーも,採用された対応機器を展示していた。NECエレクトロニクスや富士通マイクロエレクトロニクス,米Symwave社などである。中でも,Symwave社は,CES会場付近のホテルの一室を借りきり,同社のチップを採用した対応機器を多数展示していた。例えば同社が米Super Talent Technology Corp.とともに開発した,USB 3.0対応の外付け型フラッシュ・メモリや,米XONA Media社とともに開発したキオスク端末などである(図3,4)( Tech-On!関連記事1 同2)。

 一方,NECエレクトロニクスは同社のホスト・コントローラLSIが搭載された製品群を,富士通マイクロエレクトロニクスは同社のUSB 3.0-SATAのブリッジLSIを搭載したバッファロー製外付けHDDを展示した(図5)。このほか,NECエレクトロニクスのホスト・コントローラLSIを採用した富士通のノート・パソコンも出展した(図6)。

【訂正】記事掲載当初,富士通のUSB 3.0対応ノート・パソコンに搭載されたのが,「富士通マイクロエレクトロニクスのUSB 3.0-SATAのブリッジLSI」としておりましたが,正しくは「NECエレクトロニクスのホスト・コントローラLSI」です。読者の皆様と関係者の皆様にお詫びして訂正いたします。 なお,記事は修正済みです。