米Intel Corp.は,同社が開発した光インタフェース「Light Peak」(開発コード)対応の送受信LSIを実装した小型基板を出展した。こうした小型基板を展示したのは「今回が初めて」(説明員)だという。
Light Peakを利用すれば,片方向で最大10Gビット/秒,双方向で最大20Gビット/秒の通信が可能になるという。同技術では,こうした高速性を生かし,SSD装置や携帯型メディア・プレーヤーなどとのデータの送受信や,ディスプレイへの映像信号の出力などを行う(Tech-On!関連記事1,同2)。これにより,外部接続端子を一本化し,パソコンなどの外部端子の削減を図る。中でも,「小型化を求められるノート・パソコンから導入したい。目標は2011年ごろ。その後,デスクトップ・パソコンにも入れたい」(説明員)。
会場では,タワー型のパソコンとモニターをガラス製光ファイバーで接続し,Light Peakを利用してHD映像をモニターに表示させるデモを披露していた。展示していた小型基板上には,双方向で20Gビット/秒で伝送できるLight Peak用送受信LSIが1個実装されている。このLSIを2個に増やすことで,40Gビット/秒へと高速化できるという。