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米Plastic Logic社は，2010年初頭に発売予定の電子書籍端末「QUE」を，2010年1月に米国ラスベガスで開催される「2010 International CES」で公開することを明らかにした。出展企業の殺到により増床が決まっている同展示会の電子書籍関連コーナー「The eBooks TechZone」（Tech-On！関連記事）において披露する。
Plastic Logic社の電子書籍端末は，電子ペーパーの駆動回路にプラスチック基板の有機TFTを利用するのが大きな特徴である。このため，従来のガラス基板を利用する電子書籍端末に比べて薄く，軽いことをウリにする。搭載する電子ペーパーの寸法は8.5×11インチ（画面寸法で約13.9型に相当）と大きいながらも，端末の厚みは1/3インチ（約8.5mm）以下という。なお，採用する電子ペーパーは米E Ink Corp.製である。
端末にはWi-Fiおよび，米AT&Tの3G無線通信機能を搭載し，コンテンツを直接ダウンロードできるという。Plastic Logic社が既に提携を明らかにしている，米最大手書店のBarnes & Noble社が提供する電子書籍ストアに対応する（Tech-On！関連記事）。
今回の端末は，「ビジネス・ユーザー」（Plastic Logic社）を主要なターゲットとする。新聞や書籍だけでなく，「Word」や「PowerPoint」，「Excel」などのドキュメントにも対応するという。
端末の詳細な仕様や価格などについては，2010 International CESで明らかにするという。
