左が「サイバーショット DSC-WX1」,右が「サイバーショット DSC-TX1」
左が「サイバーショット DSC-WX1」,右が「サイバーショット DSC-TX1」
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裏面照射型CMOSセンサ「Exmor R」の概要
裏面照射型CMOSセンサ「Exmor R」の概要
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 ソニーは2009年8月6日,裏面照射型CMOSセンサ「Exmor R」を搭載した「サイバーショット DSC-WX1」と「サイバーショット DSC-TX1」を発表した(ニュース・リリース)。1/2.4型で有効画素数は約1060万画素。発売日は,DSC-WX1が2009年9月18日で,DSC-TX1が2009年9月4日。価格は共にオープンで,実売想定価格はDSC-WX1が4万円前後,DSC-TX1が4万3000円前後である。

 コンパクト型デジタル・カメラとしては初めて,Exmor Rを採用した。光を効率的に取り込めるため,同社従来機種に比べて約2倍感度を高めたという。これまでは,同社が2009年2月に発売したデジタル・ビデオ・カメラ「HDR-XR500V」「HDR-XR520V」のみに搭載されていた。暗い場所で連続撮影した6枚の画像を,位置合わせをしながら高精度に重ね合わせて,1枚の画像を生成する「手持ち夜景モード」と組み合わせることで,「暗い室内で,フラッシュをたかずに明るい写真を撮れる」(同社 コンスーマープロダクツ&デバイスグループ パーソナル イメージング&サウンド事業本部 イメージング第2事業部 事業部長の佐藤裕之氏)という。

 DSC-WX1は,同社が開発した「Gレンズ」を搭載し,開放F値は2.4~5.9で広角24mmを実現した。光学ズームは5倍。ISO感度は160~3200。23万画素の2.7型TFT液晶パネルを搭載する。突起部を除いた外形寸法は幅90.5mm×高さ51.8mm×奥行き19.8mm。本体の重さは約120g。

 DSC-TX1では,23万画素の3.0型TFT液晶パネルにタッチ・パネルを付けた。指でなぞって画像を送ったり,メニューを呼び出したりと直感的な操作が可能とする。レンズは光学4倍ズームのドイツCarl Zeiss社製「バリオ・テッサー」を採用した。開放F値は3.5~4.6で広角35mm。ISO感度は120~3200である。突起部を除いた外形寸法は幅93.8mm×高さ58.2mm×奥行き16.5mm。最薄部を14.1mmに抑えている。本体の重さは約119g。

■変更履歴

記事掲載当初,「サーバーショット DSC-TX1」としていましたが,正しくは「サイバーショット DSC-TX1」です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。