米Googleの子会社である米YouTubeは米国時間2009年1月14日,同社が運営するビデオ共有サービス「YouTube」において,音楽の著作権問題を回避する新しいオプションを用意したと公式ブログで発表した。音楽を使ったビデオを投稿して著作権侵害のクレームがあった場合,投稿者は「ビデオの音声を消す」という新しいオプションを選択できるようになった。

 これまでは,ビデオに使われている音楽について音楽会社や著作権所有者からクレームがあった場合,該当するビデオは自動的に削除されていた。この措置に対して,投稿者には,「クレームに異議を唱える」または「AudioSwapツールを使ってYouTubeが所有する音楽ライブラリの楽曲と置き換える」という2つの選択肢しかなかった。

 今回追加されたオプションにより,ビデオがYouTubeから自動的に削除されることはなくなり,ユーザーは音声を消したビデオをサイト上に残すことができるようになった。

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