HOYAは,デジタル・カメラ向け光学部品やレンズの加工などを手掛ける子会社の中国PENTAX (Shanghai) Corp.を2009年3月に清算する(PDF形式の発表資料)。同子会社はペンタックス下で2003年,デジタル・カメラの生産拠点として設立。当初は2万台/月の生産規模を予定していたが,採算が取れず,操業開始から約2年後にはデジタル・カメラ本体の生産から関連部品の生産に移行していた。

 HOYAは2008年8月の決算説明会で,収益が低迷しているデジタル・カメラ事業に関して,生産体制の見直しを進めると説明していた(Tech-On!関連記事)。今後,国内拠点などの整理を進め,デジタル・カメラの生産はフィリピンとベトナムの2拠点に集約する考えという。