韓国LG Electronics社が「MWC 2008」に合わせて発表した,同社の新型携帯電話機「KF700」。この新型端末に加え,既に発表済みだった「KF600」も実際に手に取り,動かそうと思っていたが,同社ブース内が混み合っていることが多く,なかなかゆっくりと触ることができない。そこで,MWCの会場とともに同社ブースに真っ先に向かい,思う存分動かしてみた。

 KF600とKF700はいずれもタッチ・パネルにより操作可能。KF600はサブ画面,KF700はメイン画面にタッチ・パネル機能を備える。画面に触れて項目を選択すると,振動が指に伝わる。この振動を通じて利用者に操作感を与える,いわゆるハプティックな操作が可能なものである。

 KF600とKF700はタッチ・パネル操作に加えて,特徴的な操作方法をそれぞれ備える。KF600はサブ画面による操作,KF700は本体側面に備えるダイアル型のボタンによる操作である。

 KF600のサブ画面に表示される項目はアプリケーションごとに変化する。例えば音楽再生をするなら,このサブ画面が再生,停止などの項目が表示される。また,撮影した写真を閲覧する際には,このサブ画面により写真の拡大したい部分を選ぶことができる。具体的には,サブ画面に写真全体が表示され,その中にある四角い枠(カーソル)を動かすことで拡大したい部分を選択できる。枠で囲まれた部分がメイン画面に表示される。

動画 KF600のサブ画面で操作する様子(約53秒の動画)
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 KF700のダイアル型ボタンでは,このボタンを押すとメイン画面の操作メニューがダイアル型ボタンの操作に対応した表示切り替わる。その後ダイアルを回転させることで操作できるようになる。

動画 KF700のダイアル型ボタンによる操作の様子(約39秒の動画)
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(Mobile World Congress 2008に関するレポート記事を,日経エレクトロニクス3月10日号に掲載します)

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