LiMo FoundationのExecutive DirectorであるMorgan Gillis氏
LiMo FoundationのExecutive DirectorであるMorgan Gillis氏
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 LiMo Foundationは2008年2月11日,スペイン・バルセロナで開催中の「Mobile World Congress 2008」の会場で記者会見を行い,LiMo FoundationにフランスのFrench Telecomが運営する携帯電話事業であるOrangeと,日本の組み込み機器向けソフトウエア・メーカーであるACCESSの2社がLiMo Foundationに参加すると発表した。

 両社の参加についてLiMo FoundationのExecutive DirectorであるMorgan Gillis氏は,「両社とも携帯電話機用Linuxやオープンソース・ソフトウエアの経験が豊富であり,モバイル機器向けのLinuxが統一へ向けて一歩前進した」と語った。

 OrangeはACCESSの携帯電話機向けプラットフォームである「ACCESS Linux Platform(ALP)」を最初に採用した事業者であり,LiMo FoundationにはFounder Memberとして参加する。またACCESSはCore Memberになるという。

 ACCESSの副社長兼CTOの鎌田富久氏は,記者会見でALPのソフトウエア開発キットを改訂し,LiMo Platformに対応させる計画を明らかにした。