U900
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厚みは12.9mm
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Googleボタンなどもある
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 韓国Samsung Electronics社は,新規ユーザー・インタフェースを備える携帯電話機「U900 Soul」をMobile World Congress 2008に出展した。サブ画面に,ハプティック技術を使ったタッチ・パネルを採用した。タッチ・パネルの任意の箇所を指で押すと,比較的強い振動が指に伝わる。

 Samsung社は,このハプティック技術を利用したタッチ・パネル部を「Magic Touch by DaCP」と呼ぶ。同社はこれまでにも,Giorgio Armaniと共同開発した携帯電話機などで,ハプティック技術を一部採用していた。今回のU900では,よりはっきりと振動が伝わるようにしているほか,指で押した箇所の周辺に波模様が表示されるなど,視覚的な工夫も盛り込んでいる。このタッチ・パネル部には,「有機ELを用いている」(Samsung Electronics社の説明員)という。

 端末の厚みは12.9mmで,大きさは105.9mm×49.5mm。メインパネルには2.2型でQVGAの液晶パネルを利用する。HSDPAは7.2Mビット/秒に対応する。サブ画面の操作項目は,音楽プレーヤーや計算機能など,利用するアプリケーションによって変化する。880mAh のLiイオン2次電池を備える。500万画素のカメラ機能のほか,FMラジオ機能も備えた。出荷は2008年4月の予定である。