MWC会場入り口付近
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バルセロナの空港内
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バルセロナの街中
バルセロナの街中
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空港内のLG Electronics社の広告
空港内のLG Electronics社の広告
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ホール8の入り口にあるSamsung社の広告
ホール8の入り口にあるSamsung社の広告
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 世界最大級の携帯電話関連の展示会「Mobile World Congress 2008」が,いよいよ明日2月11日(現地時間)からスペインのバルセロナで開幕する。昨年まで「The 3GSM World Congress」として開催されていたが,今回からは装いも新たに「MWC」として開催する。世界の大手携帯電話機メーカーや携帯電話サービス事業者,携帯機器向けの半導体や組み込みソフトウエアおよび部品メーカーなどが一堂に会する。会期は2008年2月14日まで。

 開催地であるバルセロナは,既に空港から街中までMWC一色だ。いたるところで「MWC」と記された旗や看板を目にする。中でも韓国メーカーによる大規模な広告が目に付く。韓国LG Electronics社は,巨大な広告を空港内に設けている。対する韓国Samsung Electronics社も会場のメイン・ホールである「Hall 8」の入り口などに同社新製品の看板をかざす。ただし,昨年はあちこちにみられた米Motorola,Inc.の看板は,今回は探すのに苦労するほど目立たなくなっている。

 MWCでのトピックは多い。例えば注目が集まりそうなのは,米Google社が提唱するソフトウエア・プラットフォーム「Android」や,非営利団体「LiMo Foundation」が推進する「LiMo Platform」などを採用した端末,そして電子ペーバーを使った携帯端末,LTE関連試作機などが各社から登場するとみられる。PNDメーカーによる携帯電話機への取り組みにも目が離せない。昨年に引き続き,フェムトセルの展示も相次ぎそうだ。

 明日は開幕とともにフィンランドNokia社やLG Electronics社,Samsung社などの記者発表会も開催される予定。

 開幕以降,「Tech-On!」でニュースを速報する。日経エレクトロニクス3月10日号で詳報を掲載する予定である。