ACCESSは2008年2月7日,Windows Mobile搭載機で動作するWebブラウザー「NetFront 3.5」の機能を拡張し,高速化したコンセプト版を同11日に公開すると発表した。スペイン・バルセロナで開催される「Mobile World Congress 2008」に出展するもの。

 NetFront 3.5はJavaScriptなどの互換性を高め,パソコン用のいわゆる「Web 2.0」対応のサイトを携帯電話機から利用できるようにしている。今回の新機能として画面をスクロールさせている間に,ページの全体像を表示して現在どの位置を閲覧しているかがわかるようにする「PageMap」や,アニメーション効果を適用したズーム操作,ペン操作による直感的なユーザー・インターフェースを提供するという。またスクロール速度の向上や,コンテンツ表示開始時間の短縮,タップ操作によるズームとフル表示の切り替え,画面幅に合わせた自動折り返し機能「Column Rendering」など,見やすさも向上させた。

 同社のWebサイトからダウンロードできる。英語版のみだが,日本語OSでの利用も可能になっている。

(Mobile World Congress 2008に関するレポート記事を,日経エレクトロニクス3月10日号に掲載します)