米国の通信事業者である米Sprint Nextel社と米Clearwire Corp.は,WiMAXサービスについての業務提携を進める手続きを停止すると発表した(関連記事)。「手続きの最終合意にまつわるいくつかの困難を解決できなかった」(発表資料)という。

 Sprint社は,今後も「WiMAXサービスとそのネットワーク・インフラの構築に向けて全力で取り組む」(同社)。Clearwire社とも,将来の提携を見越して協調関係を続けるとしている。

 ただし米国では,今回の提携解消はこれまでWiMAXを強力に推進していたSprint社CEOのGary Forsee氏が2007年10月8日に辞任したことがきっかけという一部報道がある。Sprint社がWiMAXに50億米ドルを投資してインフラを建設する計画にも,批判的な投資家が多いようだ。

 

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