図1◎コンセプトカー「metroproject quattro」
図1◎コンセプトカー「metroproject quattro」 (画像のクリックで拡大)

 ドイツAudi社は、第40回東京モーターショー(一般公開日:2007年10月27日~11月11日)で、プラグインハイブリッドのコンセプトカー「metroproject quattro」を発表した。3ドア4シーターの小型車で、数年後に量産化を予定している小型車「A1」のデザインコンセプトカーとなる。アウディジャパンの広報担当者によると「衝突安全性などにより若干の変更はあるが、基本的なデザインはA1に採用される見込み」という。コンセプトカーではパワートレーンにプラグインハイブリッドを搭載したが(関連記事)、A1のパワートレーン仕様は未定。

 ボディサイズは、全長3910×全幅1750×全高1400mmで、ホイールベースが2460mm。格子状のシングルフレームグリル、LEDのヘッドランプとデイタイムライト、フレームレスのドアウインドーを採用し、ウインドー上端に沿ってフロントピラーからルーフ、リアピラーまでアルミニウム合金を用いた。テールゲートとテールランプはサイドに回りこむ形状とした。フロントグリルの周囲、ドアミラー、ドアハンドル、フューエル・フィラー・キャップ、テールパイプをアルミニウム仕上げとし、ボディカラーの「レーシングレッド」に対してアクセントとなっている。光沢アルミニウムで装飾した18インチホイールに225/35R18サイズのタイヤを履く。

 室内は、ヘッドレストと一体型の4座独立シートを採用し、センターコンソールとエアコンの吹き出し口、スイッチなどをアルミニウム仕上げとした。センターコンソールには、統合スイッチを使ってオーディオやカーナビ、電話を操作する統合操作環境の「MMI」とそのモバイルデバイスの挿入口を設けた(関連記事)。リアにLiイオン2次電池を搭載しているものの、240Lの荷室容量を確保している。荷室の床面は一部ガラスパネルとし下部のモータを見ることができる。

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図2◎フロントビュー
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図3◎サイドビュー
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図4◎リアビュー
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図5◎インパネ
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図6◎荷室
図6◎荷室 (画像のクリックで拡大)