NTTドコモと富士通は,NTTドコモなどが推進する次世代の携帯電話方式「Super 3G」に準拠する携帯電話基地局を試作した(発表資料)。下り方向の伝送能力が900Mビット/秒と高い。両社は,この試作機を2007年10月2~6日に開催される「CEATEC JAPAN 2007」において展示する予定。

 NTTドコモは2006年11月に,Super 3Gの商用装置開発メーカーを選定して以来,富士通などと共同開発を進めていた。試作した基地局は,基地局および移動局のそれぞれで4本のアンテナを使いMIMO伝送した場合,下り900Mビット/秒(20MHz帯域,3セクター)を実現できるという。今後この試作機の評価を進め,小型/低消費電力化などを進めて行く方針だ。

 Super 3Gは,3GPPで「LTE」として規格化が進んでいる技術。OFDM/OFDMA技術をベースとしている。

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