Blu-ray Disc規格の普及促進団体であるBlu-ray Disc Association(BDA)は,パソコン・メーカーの台湾Acer Inc.とAV機器メーカーの中国Hualu Group Co., Ltd.がBDAに加入したと発表した。BDAの参加企業には,「Board of Directors」「Contributors」「Members」の3つの区分がある。Acer社はMemberとして,Hualu社はContributorとしての加入だ。

 なお,Acer社はHD DVD規格の普及促進を目指すHD DVD Promotion Groupにも参加しており,HD DVD-ROM装置を搭載したノート・パソコンを販売している(Tech-On!関連記事1)。同社はHD DVD Promotion Groupにおいても「Managing member」「General member」に次ぐ「Associate member」という立場にある。

 パソコン・メーカーでは米Hewlett-Packard Co.と米Dell Inc.の2強がともにBDAのBoard of Directorsに名を連ねている。米Gateway,Inc.の買収(関連記事2)で3位メーカーとなるAcer社が両規格支持を表明したことで,パソコン業界での次世代DVD規格の覇権争いはBlu-ray Discが優勢を強めたといえそうだ。


パソコン・メーカー上位5社(2007年6月末時点)の次世代DVD規格団体への参画状況

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