米CynApps Corp.は,C++言語を使ってLSIやディジタル回路を設計するためのツールについて,一部を公表した(リリース文)。「Cynlib」と名付けたC++のクラス・ライブラリを利用して,設計対象およびテスト・ベンチをC++で記述する。「Cynthesizer」と呼ぶツールが,記述したデータを論理合成可能なRTLのVerilog-HDLまたはVHDLに変換する。HDLに変換したデータは,HDL論理シミュレータにも使える。また,CynApps社はC++向けの論理シミュレータも用意する。サイクル・ベースの論理機能シミュレータである。ポイント・ツールの詳細については,今年後半に発表の予定。なお,CynApps社の創業者は,旧・米Chronologic Simulation社(米Synopsys, Inc.が買収)の「VCS」の開発者らである。
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