米TSI TelSys, Inc.(ホームページ)のLavaLogic部門は,Java言語をLSIの設計用HDL(hardware description language)として使うためのツールを開発中であると発表した(リリース文)。Java言語で記述したLSIの設計データをRTL(register transfer level)のVerilog-HDLデータに変換するツールを1999年秋に発表の予定で,年末にはJava言語記述を直接FPGAの設計データに変換するツールを発表する計画である。

 C言語でLSIを設計しようという動きはいくつかあるが,Java言語はあまり見かけない。「Java言語で書いたプログラムはスレッド単位で処理される。これが,並列処理が当たり前のハードウエアの記述に,Java言語が適している理由である」(LavaLogic部門)。1999年6月21日から米国で開催の36th Design Automation Conference(ホームページ)でデモンストレーションする予定。