作業の見積もりができない,優秀な技術者は足りないが体系的な勉強/育成法がなく評価もできない,キャリア・パスは管理職にほぼ集中――約2800人の組み込みソフトウエア技術者を対象に行った実態・スキル調査の結果から,組み込み開発の現場の問題が浮かび上がった。
組み込みソフトウエア技術者不足が製造業で問題視されているなか,現場の技術者はどのように考えているのか,その実態を調査した。明らかになった実情と問題点を解説する。
『日経エレクトロニクス』2007年1月15日号 pp.120-133から再掲
- 連載の目次
- 【連載の概要】「問題山積で体系的勉強法もない」,現場であえぐ組み込み技術者
- 【第1回】実態/意識編(上)不正確な見積もりや仕様変更,技術者不足に悩む
- 【第2回】実態/意識編(下)工学的な知識やマネジメント・スキルが足りない
- 【第3回】職種/スキル編(上)マネジメントに偏りがちなキャリア・パス
- 【第4回】職種/スキル編(下)システムアーキテクトのレベルが低い