東京・有楽町のビックカメラ 有楽町店本館で行われたイベントに駆けつけたイー・モバイル 代表取締役社長兼COO(最高業務責任者)の種野晴夫氏
東京・有楽町のビックカメラ 有楽町店本館で行われたイベントに駆けつけたイー・モバイル 代表取締役社長兼COO(最高業務責任者)の種野晴夫氏
[画像のクリックで拡大表示]

 イー・モバイルは,2007年3月1日から,同社の移動体データ通信サービス「EMモバイルブロードバンド」対応のPDA型通信端末「EM・ONE」とデータ通信カード「D01NE」の先行申し込み受け付けを始めた。EMモバイルブロードバンドはHSDPA(high speed downlink packet access)規格を使った定額制の通信サービスで,3月31日から東京23区,大阪市,名古屋市,京都市などでサービスを始める(Tech-On!関連記事)。

 申し込みの開始に合わせて同社は1日の午前中に,東京,大阪の家電量販店で先行申し込み開始の記念イベントを行った。このうち,東京・有楽町のビックカメラ 有楽町店本館で行われたイベントには同社 代表取締役社長兼COO(最高業務責任者)の種野晴夫氏が出席し,申し込みに訪れたユーザーに記念品を手渡した。

 イベントの開始に先立ち登壇した種野氏は「この日を無事に迎えたことをうれしく思う」などと挨拶した。続いて挨拶に立ったビックカメラ 常務取締役営業本部長の塚本智明氏はサービスが発表された2月19日から,都内の2店舗に開設しているEMモバイルブロードバンドの体験コーナーの人気について触れ,「パンフレットの補充が間に合わないほど関心が高い」と述べ,「新たな気持ちで13年ぶりの携帯新規参入を盛り上げたい。どんどん予約を取っていきたい」と意気込みを語った。

 今回,ビックカメラ有楽町店に予約のために開店前から並んだユーザーは数人程度で比較的静かな滑り出しになった。たがその後も申し込みに訪れるユーザーは途絶えず,消費者の関心の高さを伺わせた。イー・モバイルは今年度に30万ユーザーの獲得を目指している。種野氏は,「目標の10%,3万~4万ユーザーの予約をこの1カ月で獲得したい」とする。