電気通信事業者協会(TCA)の統計によると,2007年1月の携帯電話の契約純増数は業界全体で37万9300件だった。前年同期が25万5200件だったのに比べると規模が拡大している。

 事業者別には,引き続きKDDIが首位に立っている。auとツーカーの合計で20万8400件の純増である(auは43万2000件の純増,ツーカーは22万3600件の純減)。2位はソフトバンクモバイルで,16万4000件。NTTドコモは競合2社と2ケタ違いの7000件にとどまった。2006年11月に創業以来初めての純減に陥った同社は,3カ月続けて純増シェアで最下位に甘んじている(Tech-On!関連記事)


事業者別の純増数の推移(2006年1月~2007年1月,単位:万件。KDDIはauとツーカーの合計。ソフトバンクは2006年8月まではボーダフォンの数値)

 PHSでは,ウィルコムが4万3000件の新規契約を獲得している。NTTドコモ分の減少と合わせて,業界全体では1万9400件の純増だ。