電子情報技術産業協会(JEITA)は,2006年9月の移動電話(携帯電話機,自動車電話機,PHS端末)の出荷台数が前年同期比19.0%減の333万3000台だったと発表した。7月から小幅な前年割れが続いていたが,9月は大幅に前年実績を下回った。携帯電話番号ポータビリティ(MNP)を利用した買い替えを10月以降に予定するユーザー動向を反映したものとみられる。

 第3世代サービス(3G)対応端末の出荷台数は前年同期比4.3%増の297万6000台だった。携帯電話機全体に対する出荷比率は過去最高の93.4%に達した。第2世代サービス(2G)対応端末は同80.3%減の21万台。PHSは同25.1%減の14万6000台で,20カ月ぶりに前年実績を割り込んだ。


図●移動電話の出荷台数の推移(2005年9月~2006年9月)