米Microsoft Corp.は2006年7月~9月期の業績を発表した(発表資料)。売上高は108億1100万米ドル,営業利益は44億7400万米ドルで,いずれも前年同期の実績を約11%上回った。主力のClient部門も約5%の増収,約3%の増益と堅調である。

 業績好調を牽引しているのは,同社の売上比率で1/4程度を占めているServer and Tools部門だ。売上高で約18%,営業利益で約36%,前年同期から成長を遂げている。サーバ,開発ツールの売り上げが全般に好調で,特にデータ管理システム「SQL Server」の売上成長率は30%を超えたという。

Xbox Liveが好調

 ゲーム機やパソコン用ゲーム・ソフトウエアを扱うEntertainment and Device部門は売り上げが前年同期から70%増と大きく伸びた。営業損失も前年同期の1/2程度にまで縮減している。2005年11月に発売した「Xbox 360」の累計販売台数は全世界合計で600万台を突破。オンライン・サービス「Xbox Live」の登録会員数は400万人を超えた。同社が2006年5月に示した売上目標では,Xbox本体は2006年12月までに1000万台,Xbox Live登録数は2007年5月までに600万人としていた(Tech-On!関連記事)。これを踏まえると,本体の伸びはやや鈍いものの,Xbox Liveの伸びは好調といえそうだ。

 2006年10月~12月期については,売上高が118億~124億米ドル,営業利益が29億~31億米ドルになる見通し。前年同期は売上高が118億3700万米ドル,営業利益が46億5700万米ドルだった。

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