松下電器産業は,SDメモリーカードにHDTV映像を記録できるAVCHD規格方式のデジタル・ビデオ・カメラを開発した。2006年中に発売する。SDメモリーカード媒体を使うAVCHD対応機の発売は世界で初めて。同年10月3日から幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2006」に参考出品する。

 同社はこの機種に向け,3個のCCDセンサで色再現性を高める「ハイビジョン用3CCDカメラ・システム」と,MPEG-4 AVC/H.264方式の符号化に対応した映像信号処理LSIを新規に開発した。4GバイトのSDメモリーカードを使えば,符号化速度6Mビット/秒で約85分,9Mビット/秒で約55分記録できる。

 今後は,8cmDVD媒体に記録できる機種の開発も進めるという。