図●出願件数の構成比(特許庁の発表資料より) |
出願人別動向としては,富士写真フイルムが238件と圧倒的に多い。ただし,同社は1997年に出願を始めて1999年をピークに件数は減少している。一方,2位以下に続くシャープ(62件)やソニー(54件),フジクラ(49件)は2001年以降,増加傾向にある。海外の出願人としては,14位に米Konarka Technologies, Inc.,15位にEPFLが入った。
技術分野別には,半導体膜や電荷輸送材,色素に関する出願が中心。電池製造技術に関するものも1998年以降,出願件数を伸ばしている。技術課題で分類すると,光電変換効率の向上に関するものが圧倒的に多く,次いで製品としての信頼性に着目したものが続く。量産技術やプラスチック化を含めた軽量化,可暁化,意匠性などに関する出願もあるが,まだまだ少ない。