ボーダフォン初のFeliCa端末となる「Vodafone 703SHf」
ボーダフォン初のFeliCa端末となる「Vodafone 703SHf」
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サブ・ディスプレイの脇に「おサイフケータイ」のマークが付けられている
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 ボーダフォンは,非接触型ICカード「FeliCa」の機能を内蔵した携帯電話機「Vodafone 703SHf」を2005年11月上旬に発売する(PDF形式の発表資料)。FeliCa端末をめぐっては先行するNTTドコモに加え,KDDIも2005年9月に2機種を発売しており(Tech-On! 関連記事),今回のボーダフォンを合わせて大手携帯電話事業者各社のFeliCa端末が出そろった。

 最初の対応端末である703SHfはシャープ製の第3世代携帯電話(3G)端末である。ボーダフォンの2005年夏商戦向けモデル「Vodafone 703SH」をベースに,FeliCaチップとアンテナを追加したものである。2006年度以降,ボーダフォンの3G端末のうち中~高機能機について,FeliCa機能を標準搭載していく計画としている。PDC端末のFeliCa対応については,「市場の動向を鑑みながら検討していく」(ボーダフォン コマースサービス部の尾崎大輔氏)という。

 FeliCaを用いたサービスの名称は「ボーダフォンライブ! FeliCa」とする。愛称としてNTTドコモやKDDIと同じ「おサイフケータイ」を用いる。サービス内容も先行2社とほぼ横並びの内容である。具体的には,電子マネー「Edy」やポイント・カード,会員証,入退室管理などを予定している。JR東日本の電子マネー「Suica」への対応については,「JR東日本と話をしており準備しているが,現時点で対応時期は未定」(尾崎氏)という。