米Motorola Inc.の2005年第2四半期(2005年4~6月)における売上高は88億2500万米ドルで,前年同期から17%の伸びを示した(発表資料)。営業利益も対前年同期比25%増の9億8200万米ドルと好調だった。

 携帯電話機の出荷台数は対前年同期比41%増の3390万台で,市場シェアを前年同期の14.8%に対して18.1%にまで拡大したという。北米,南米で第1位,欧州でも第2位につけたほか,中東やアフリカ,インド,東南アジアなどの高成長市場でシェアを直前四半期比で2ポイント以上高めたとする。同事業の売上高は対前年同期比24%増の49億100万米ドル,営業利益は同26%増の4億9800万米ドルだった。第2四半期に始めた日本市場向けの「M1000 3G/UMTS」(Tech-On!関連記事)や北米市場向け「E815 CDMA」「i836 iDEN」などの出荷が好調に推移している。

 第3四半期(2005年7~9月)の業績予想は,売上高が89億~91億米ドル,1株当たり利益が0.27~0.29米ドルとしている。なお,2004年第3四半期は売上高が86億2400万米ドル,1株当たり利益が0.20米ドルだった。

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